職人プロフィール ─ profile ─

〈初代  蛯谷 金介〉

1931年生まれ
50年前に紙ひもを用いた一閑張を考案。創業当初から独創的な思想を持ち続け、現在でも新しい可能性を求め製作に注力。素材に紙を用い上から同素材の和紙を張り重ねる事により剥がれずらく強度も増すことを発見し、そこからヒントを得て一閑張の作成を開始。これまでに何点もの作品を生み出し続け、現在では1点物を中心に製作を続けております。

〈二代目  蛯谷 豊〉

1964年生まれ
近江一閑張 蛯谷工芸代表。1986年に父の後を継ぎ、およそ30年の間「近江一閑張」ひと筋。網目に沿って和紙を丹念に張り込むには高い技術力が必要となるため、長年の経験と勘を頼りに一閑張と向き合っています。紙の性質に理解が深く、素材を自在に操り、「正確さ」と「職人とは何であるか」を常に追い求めながら制作に取り組み続け、一閑張の魅力を全国へ広め続けております。

〈三代目  蛯谷 亮太〉

1991年生まれ
伝統を新しい目線で見つめる。幼少の頃より祖父と父の仕事を見て育ち、二人の師の元、伝統を守りながらも現代の生活に合った新しい作風を取り入れ、新たな可能性を求める。紙ひもの柔軟で様々な形に応用できる特性を生かし、従来の一閑張には無い物に着目し、日々制作に取り組む。